建設キャリアアップシステム(CCUS)に新規登録しようとしたとき、突然画面に表示される「重複するデータが存在します。処理を継続しますか?」というポップアップメッセージ。何が起きているのか分からず、手続きが止まってしまった方もいるのではないでしょうか。

この記事では、CCUSで「重複データあり」とメッセージが表示される主な原因と、対処法を解説します。事業者登録・技能者登録のどちらの場合も対応していますので、ぜひ参考にしてください。


「重複データあり」とはどういう意味?

CCUSで「重複データあり」と表示されるのは、入力した情報(氏名・生年月日・法人番号・建設業許可番号など)と一致するデータがシステム内にすでに存在すると判断されたサインです。

これはシステムが二重登録を防ぐための仕組みです。エラーではなく「同じ情報を持つデータが見つかった」という確認メッセージであるため、適切に対応すれば登録を進めることができます。


重複データが表示される主な原因

① 過去にすでに登録されている

本人や会社の担当者が以前に登録を済ませているケースです。本人が忘れていたり、退職した社員が登録していたりすることがあります。まずは登録済みのIDがないか社内で確認しましょう。

② 代行登録などで第三者が先に登録していた

元請け企業や所属団体が代行登録を行っていた場合、本人の知らないうちに登録が完了していることがあります。

③ 入力ミスによる誤検知

氏名の漢字・読み仮名、生年月日、法人番号などの入力内容が、他のデータと偶然一致してしまうケースです。特に同姓同名・同生年月日の方は誤検知が起こりやすくなっています。

④ 過去に申請したが登録が完了していない

途中まで手続きを進めて中断した場合、未完了のデータがシステム上に残っていることがあります。


対処法

ステップ1:申請作業を一旦中断して過去の登録状況を確認する

まずは登録作業を「一時保存」して中断し、過去にCCUS登録をしたことがあるかどうかを確認します。

ステップ2-A:登録したことがある場合

CCUSカードが手元にないか、IDやパスワードなどのログイン情報を把握しているかを確認します。情報が不明な場合は、CCUSの問い合わせフォームから必要な手続きを行いましょう。新規登録ではなく、変更手続き等で対応できる場合があります。

ステップ2-B:登録したことがない・わからない場合

登録した覚えがない場合は、ポップアップメッセージに対して「はい」を選択して申請を進めます。本当に初めての登録であれば、そのまま通常通り新規登録が完了します。ただし、すでに登録があった場合は次のステップが発生します。

ステップ3:重複申請してしまった場合の対応

重複申請してしまった場合は、後日CCUSの担当窓口から連絡が入ります。「新規登録」の申請は取り下げとなり、状況に応じてメールアドレスの変更、パスワードの再発行、変更申請、カードの再発行などの手続きを行います。

もし登録料を支払ってしまっていた場合には返金処理が必要ですが、この手続きはご自身でCCUSの問い合わせフォームから申請する必要があります。


事業者登録の場合の注意点

事業者登録では、以下の情報が重複チェックの対象となります。いずれかが一致すると「重複データあり」と表示される可能性があります。

  • 建設業許可番号
  • 法人番号
  • 電話番号
  • 事業者名+代表者名

国税庁の法人番号公表サイトで正確な法人番号を確認するほか、グループ会社・関連会社の情報と混在していないかも確認しましょう。個人事業主の場合は法人番号ではなく、建設業許可番号や電話番号・事業者名などがチェック対象となります。


技能者登録の場合の注意点

技能者登録では、以下の組み合わせが重複チェックの対象となります。

  • 生年月日+氏名(漢字・カナ)
  • 生年月日+氏名(漢字のみ)
  • 生年月日+氏名カナ(濁点・半濁点の有無も含む)
  • 生年月日+氏名アルファベット
  • 生年月日+メールアドレス

過去に所属していた会社で登録されていたり、ご自身で登録したことを忘れていたりするケースも少なくありません。外国人技能者の場合、パスポートと在留カードで氏名表記が異なることがあるため特に注意が必要です。


よくある質問(FAQ)

Q. 代行業者に頼んで解決できますか?

A. CCUS行政書士やCCUS認定アドバイザー等に相談することができます。ただし、最終的にはCCUSとのやり取りや本人情報の提供が必要になるケースがあります。


まとめ

CCUSの新規登録で「重複データあり」と表示された場合、まずは落ち着いて過去の登録状況を確認することが大切です。登録したことがなければ「はい」を選んで進めてOK。すでに登録がある場合は、新規登録ではなく変更手続き等で対応できます。

このメッセージは後々の二重登録トラブルを防ぐための重要なお知らせです。決して無視せず、一度立ち止まって状況を整理してから対応しましょう。

\ 最新情報をチェック /