建設キャリアアップシステム(CCUS)は、技能者一人ひとりの保有資格や就業実績が客観的に評価され、適切な処遇とキャリアアップにつながる制度です。
CCUSの4段階レベル評価制度
建設キャリアアップシステム(CCUS)では、技能者を経験や能力に応じて「レベル1」から「レベル4」までの4段階に区分しています。レベルが上がるほど、高い技能と豊富な経験が認められます。

能力評価基準
建設キャリアアップシステム(CCUS)は、「経験」「保有資格」「マネジメント能力」の3つの要素を使って、技能者をレベル1〜4に分けて評価します。職種ごとに能力評価基準が定められています。
能力評価基準の例

国土交通省ホームページから引用
経験
経験は、その職種での実務経験の蓄積を示す指標として使われます。建設キャリアアップシステム(CCUS)に登録された就業日数を基に評価します。
保有資格
技能者の知識・技能を証明するのが「資格」です。「鉄筋」・「とび土工」、主に職種ごとに業界団体が認定しています。それぞれの資格者のうち、最も上位にいるのが、「登録基幹技能者」です。
マネジメント能力
マネジメント能力は主に現場での管理・監督業務に関する能力を指します。
「職長・班長としての指揮経験」や「登録基幹技能者講習などのマネジメント系資格」が評価の対象です。
技能者がCCUSに登録するメリット
1. 適正な賃金評価につながる
CCUSでレベルが認定されることで、自分の技能が客観的に証明され、能力に見合った適正な賃金を得やすくなります。国土交通省も、レベルに応じた賃金設定を推奨しており、処遇改善の追い風となっています。
2. 転職・求職活動で有利になる
就業履歴と保有資格がデータとして蓄積されるため、転職時や新しい現場に入る際に、自分の経験とスキルを客観的に証明できます。口頭説明だけでは伝わりにくかった実績が、データで示せるようになります。
3. キャリアアップの道筋が明確になる
次のレベルに到達するために必要な資格や経験年数が明確なため、計画的にキャリアを積み上げることができます。目標が見えることで、モチベーション維持にもつながります。
質問
Q: 能力の評価申請は義務ですか?
A:能力評価の申請は任意です。
なお、 能力評価の申請は建設キャリアアップシステムとは別の手続きが必要です。
まとめ
建設キャリアアップシステム(CCUS)は、技能者の経験とスキルを客観的に評価し、適正な処遇とキャリアアップを実現するためのツールです。
レベル評価制度により、計画的なキャリア形成が可能になります。
まだCCUSに登録していない技能者の方は、ぜひ登録をご検討ください。


