建設キャリアアップシステム(CCUS)と「グリーンサイト」という2つの建設現場で利用されるシステムがありますが、その目的や機能は大きく異なります。
建設キャリアアップシステム(CCUS)とは
建設キャリアアップシステム(CCUS)は、建設業で働く技能者の資格や現場での就業履歴を業界統一のルールで蓄積し、技能の公正な評価や適切な処遇につなげることを目的とした仕組みです。
主な機能として、技能者の情報の管理や能力評価制度等があります。
グリーンサイトとは
グリーンサイトは、株式会社MCデータプラスが提供する建設現場向けの施工管理システムです。主に元請企業と協力会社間の情報共有を効率化するためのプラットフォームとして活用されています。グリーンファイル(労務・安全衛生管理の書類)をインターネット上で作成・提出・確認できるサービスです。
主な機能
・書類管理: 施工体制台帳、作業員名簿などの電子化
・入場管理: 作業員の入場受付や教育記録の管理
・ 安全管理: KY活動記録、安全パトロール結果の共有
・ 情報共有: 図面、写真、工程表などの一元管理
・ 連絡機能: 現場関係者間のコミュニケーション支援
両システムの関係性
CCUSとグリーンサイトは、それぞれ異なる目的を持つシステムですが、建設現場では補完的に活用されることがあります。
データの相互利用
グリーンサイトはCCUSとのデータ連携機能を提供しており、CCUS登録情報をグリーンサイトの作業員名簿作成に活用することが可能です。
プライムサービス(オプションサービス)を利用することで、「グリーンサイト」に蓄積された作業員の就業履歴データを、建設キャリアアップシステム(CCUS)に自動連携できます。

グリーンサイトホームページより出典
現場での活用方法
元請企業の視点
元請企業は、CCUSで技能者の能力評価を確認しつつ、グリーンサイトで日々の現場管理を効率化できます。両システムのデータを連携させることで、入力作業の重複を避け、管理コストを削減することが可能です。
協力会社の視点
協力会社は、CCUS登録により自社の技能者の能力を客観的に示すことができ、グリーンサイトを通じて元請との円滑なコミュニケーションを実現できます。
まとめ
建設キャリアアップシステム(CCUS)とグリーンサイトは、目的や機能が異なるものの、建設業界のデジタル化を支える重要なシステムです。CCUSは技能者のキャリア形成と業界全体の健全化を目指す基盤インフラであり、グリーンサイトは個別現場の効率的な施工管理を実現するツールです。
これらのシステムを適切に使い分け、連携させることで、建設現場の生産性向上と働き方改革の実現につながります。


