建設業界において、技能者の経験や能力を「見える化」する建設キャリアアップシステム(CCUS)の導入が進んでいます。このCCUSを活用して、技能者の適切な処遇(賃金アップなど)に取り組む中小建設事業主を支援する助成金があります。

雇用管理改善促進事業とは

この事業は、技能者の能力や経験に応じた適切な処遇を行うことを目的としています。中小建設事業主がCCUSを活用して、技能者の雇用管理を改善する取り組みを支援する制度です。

受給できる事業主の条件

助成金を受給するためには、以下の要件をすべて満たす必要があります。

中小建設事業主であること。

雇用管理責任者を選任していること。

全ての雇用技能者のCCUS登録が完了していること。

• レベル判定で昇格評定(レベルアップ)を受けた技能者の賃金を、5%以上増加させていること

助成額

助成額は、賃金を増額した技能者の数に応じて決まります。

算定対象技能者1人あたり:16万円

1事業年度(4/1〜3/31)あたりの上限額:160万円

最大で10人分までの助成が受けられます。

対象となる「建設技能者」の条件

助成の対象となる建設技能者には、以下の条件があります。

• 賃金増額前の過去1年間から支給申請日まで、その事業所の雇用保険の一般被保険者であること(短期雇用や日雇労働者は除く)。

• 事業開始日の6か月前から支給申請日まで、自己都合や懲戒解雇などを除き、離職していないこと

スケジュール

賃金アップ助成金の手続きフロー

1

計画届の提出

賃金増額月の
初日から計算

6か月前〜
2か月前の前日

増額実施日の
6〜2か月前

2

賃金増額実施

対象者の賃金を

5%以上アップ

(基本給+諸手当)

増額実施
(12か月間)

3

支給申請

増額後の賃金
算定期間(12か月)
終了後

2か月以内

算定期間終了後
2か月以内

重要ポイント

計画届は管轄の労働局へ提出(期限厳守)

5%以上の増額は基本給+毎月決まって支払われる諸手当が対象

申請期限は増額後12か月の算定期間終了翌日から2か月以内

まとめ

この助成金は、CCUSを単なる登録システムとして終わらせず、技能者の頑張りを賃金に反映させる企業を後押しするものです。技能者のモチベーション向上と、企業の経営基盤強化にぜひご活用ください。

リンク

厚生労働省パンフレット

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