建設業キャリアップシステム(CCUS)とは
建設業キャリアップシステム(CCUS)は、建設技能者の資格や就業履歴を蓄積し、技能レベルを適正に評価するためのシステムです。技能者一人ひとりのキャリアを見える化することで、処遇改善や技能承継の促進を図ることを目的としています。

技能者登録の2つの選択肢
建設業キャリアップシステム(CCUS)の技能者登録には、「簡易型」と「詳細型」の2つの方法があります。
簡易型と詳細型の主な違い
簡易型登録
- レベル判定: なし
- 必要書類: 最小限
詳細型登録
- レベル判定: あり
- 必要書類: 多数の証明書類が必要
レベル判定とは
技能者の技能と経験を客観的に評価し、その能力に応じて4段階のレベルに区分する制度です。
レベル区分とその特徴

出典:国土交通省CCUSポータル
簡易型登録のメリット・デメリット
メリット
添付資料が少ない
登録項目が詳細型と比べて少ないため、準備する添付資料が少ないです。具体的には簡略型は保有資格情報等の情報を登録しないため、登録基幹技能者資格や保有資格情報の添付資料を揃える必要がありません
コストが低い
技能者登録料が2,500円と詳細型と比べて安いです。
デメリット
レベル判定を行えない
登録基幹技能者資格や保有資格情報を登録できないので、レベル判定を行うことができない。
詳細型登録のメリット・デメリット
メリット
自己のスキルの見える化
技能者のスキル情報を登録できます。自社や所属する技能者のスキルレベルを対外的にPRできます。
デメリット
手続きが複雑
多くの証明書類の準備が必要なため手間がかかります。
コストが高い
簡易型登録に比べて技能者登録料 (4,900円)が高いです。
どちらを選ぶべき?判断のポイント
簡易型がおすすめの方
- 就労期間が限定的な方
- 費用・手間を抑えたい方
詳細型がおすすめの方
- 将来的に収入アップやキャリアの向上を目指す方
- レベル判定を受けたい方